梅雨は交通事故が起こりやすい季節
2019年06月03日 16:24:07
交通事故が最も多い月は11月から12月という年の瀬がピークです。これは正月へ向けて物流の往来が激しくなり交通量が増えることが大きな要因です。その他には、3月、10月と季節の変わり目の行楽シーズンにも事故はよく起こりますが、さらに事故が多発している時期が6月、7月の梅雨時です。
梅雨に交通事故が増えてしまう原因がこれらです。
①雨による視界の悪化
梅雨時は空も曇天で薄暗い状態が続きますので視認性の悪化による事故が起きやすい状態にあります。
しかも雨が降るとさらに視界は悪くなりますし、ドライバーは運転時にフロントガラスの前面にワイパーを使用しますので視界の悪化に輪をかけることになります。梅雨は長雨が約1ヶ月半も続くわけですから事故が起きる必要条件が揃っている状態と言えます。
②水たまりによる路面の悪化
雨が降り続くと道路には水たまりができますが、この水たまりが大きくなるとタイヤが滑りやすくなり事故を起きやすくなります。
「ハイドロプレーニング現象」という言葉を覚えていますか?
運転免許の講習などでよく出てくる単語なので何となく覚えているという人も多いと思いますが、これは水たまりを走行中に起きる現象で「タイヤと路面の間に水が入ることで車がアイススケートのようにスーッと滑ってハンドルやブレーキが効かなくなる」というものです。
大きな水たまりの中をスピードを出して走行している際によく起こります。この減少が起きる原因は「スピードの出しすぎ」、「タイヤの溝の摩耗」、「タイヤの空気圧不足」の3つが主な原因です。
また、雨のスリップ事故はカーブを曲がる時にもよく起こります。急カーブが多い道路ではスピードを落として走行することが必要です。
③ブレーキをかけてから停まるまでの距離の増加路面が濡れているとブレーキを踏んでから停まるまでの距離が伸びます。
それはスピードがでていればでているだけ伸びてしまいます。
晴天時では停まれていたタイミング、前方車両との距離でも雨の日では停まれないことがありますのでいつも以上に十分な車間を確保しスピードのだしすぎにはご注意ください。
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