冬の肩コリ予防法
2020年12月11日 16:00:28
忙しいときや夏場は、湯船につからず、シャワーで済ませる人が多いと思います。しかし、シャワーでは、体の表面は温まりますが、体の芯まで温めることはできません。普段の生活で、体を温めるのに最も簡単で適しているのは、入浴です。
入浴には、免疫細胞の中でも、特に「がん」に対して働きかける「リンパ球」を増やす効果があります。
通常、リンパ球の数は、若い人ほど多い傾向にあります。しかし、シャワーが習慣化している人は、年が若くても、リンパ球が少ない傾向にあります。そして、リンパ球が少ないと、がんになりやすくなります。そのため、お風呂に入らない人ほど、がんになる可能性が高いといえます。
また、入浴では、「HSP(ヒートショックプロテイン)」という、細胞の修復を促すタンパク質の産生を増やす効果も期待できます。
ヒートショックプロテインは、熱刺激で作られます。そして、ヒートショックプロテインの生成は、入浴後約3日後に最大となることが分かっています。しかし、熱すぎるお湯は、体のストレスになるため、お風呂の温度を約39℃にするのが適切です。お風呂の効果には「温熱効果」、「水圧効果」、「浮力効果」の3つの効果があります。
温熱効果には、体をリラックスさせて血管を拡張させるため、血流がよくなります。これにより、酸素や栄養素などが内臓や筋肉にスムーズに運ばれるようになります。また、組織で不必要となった老廃物の排泄機能も高まります。
さらに、血栓を溶かす「酵素プラスミン」という物質を増やします。そのことで、血液がサラサラになり、循環が良くなります。
通常、老廃物が増え続けると、プラスミンの生産量が追い付かず、血栓によって血流が悪くなります。その結果、動脈硬化が引き起こされます。そのため、プラスミンの産生を促す入浴は、疲労回復や美肌効果だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞、静脈瘤などの予防にもつながります。
水圧効果とは水の中に入ることで体には水の圧力(水圧)がかかります。すると、水圧によって体が圧迫され、足の血管が圧縮されます。その結果、足から心臓に向かっての血液(リンパや静脈)の流れが促され老廃物が流されていきます。
そのため、心臓の活動が活発になり、腎臓への血流量が増えます。また腎臓からは、体に溜まった水分が排泄されます。このことは、むくみや冷えの改善につながります。
浮力効果とは水中では、体重が約10分の1になるのですが、このような浮力によって、関節や筋肉への負担は軽減されます。(特に膝まわり)
そのため、水中では、痛みを伴わずに運動が行えます。これにより、血液の循環が促され、血流が良くなります。
冬の肩コリがヒドイ人は是非やってみてください。
湯船に浸かる習慣なんかは1年中続けることがベストです。
寒い冬なら湯船に浸かることを習慣化しやすいと思います。
ちょっとした工夫で肩コリを予防したり自身のカラダの健康、コロナ渦に高めないといけない免疫力をどんどん高めてください!!
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