知らないうちに損していること（交通事故編）
2021年01月14日 11:47:46
あいさつが遅くなりましたが、2021年も皆様の健康増進、維持のお手伝いや様々な情報を発信していきますのでよろしくお願いいたします。
では、2021年一発目はタイトルにあるように「知らないうちに損していること（交通事故編）」です。
交通事故のことは今までもいろいろ書いてきました。
交通事故に遭った時の流れ、もしもの時に助かる弁護士特約のことなどなど・・・
今回はそれらをできるだけ簡単に知っていると役立つこと、知らないと損してしまうことをお話しできればと思います。
①自賠責保険と任意保険について
自賠責保険というのは、車を購入したら絶対に加入しなければならない（加入させられる）強制保険で、自賠責保険からは、慰謝料、治療費、休業補償費、入院費などが120万円を上限に支払われ、120万を超過した費用分は任意保険で支払われるようになります。
任意保険というのは、加入する、しないが自由な保険になります。
ただ、任意保険に加入していない場合は交通事故により発生する車、破損させた道路上の物の費用、自賠責保険で超過した分の各費用は全て自分で支払う必要があります。
自賠責保険、任意保険の部分で損しないためにできることは、
任意保険に付帯できる「弁護士特約」です。
弁護士特約は、交通事故関係で出た問題（示談金、後遺障害、通院のことなど）を解決するために弁護士さんに自己負担なく相談、依頼できる強い味方です。
弁護士特約は使用しても等級が下がり、保険料が高くなるようなことはないので、もしもの備えとして付帯させておくことをおススメします。
②事故後の通院について
交通事故には、損傷の少ない事故と損傷のヒドイ事故とがあります。
一つ覚えておいていただきたいのは、「事故の度合いと体にかかっている負担の度合いは比例しない」ということです。
損傷が少なく、すぐには痛みがでていなくても時間が経過して痛みや不調が出てくる人もいます。
症状が出るのが遅い人は、その痛みや不調が交通事故によるものなのか分からない位後になることもあります。
そして、ここからが知らないと損してしまう内容になります。
・基本的に事故日から2週間経過すると、自賠責保険、任意保険がつかえなくなります。
2週間以上経過して交通事故による痛みがでても治療費は全て自己負担になるということです。
・整形外科と整骨院の併用は可能です。
整形外科では医師会の方針で、「整骨院か整形外科どちらかにしてください」や「整骨院では治療できません」といった張り紙や発言をされることがありますが、そのような法律はありませんし、整骨院は交通事故治療をすることを厚生労働省から認められているので、交通事故の治療で整骨院に通うことはできます。
ご自身のカラダがしっかりと治る治療をしてください。
・交通事故の治療は期限付きです。
交通事故の治療は、良くなったら当たり前ですが終わります。
痛みや不調が残っていても、ある程度の期間が経過すると打ち切られてしまいます。
そのため、仕事が終わるのが遅くてなかなか通院できない人は遅くまで開いている治療院に通院してください。
交通事故関係の知識はあるのとないのとでは大きく動き方が変わってきます。
おかしな話ではありますが、知っていればしっかりと治療できたのに知らなかったばかりに治療ができなかったりします。
今回は交通事故編なので交通事故に遭った時に後悔しない、損しない内容になっています。
ざっくりでもいいので覚えておいていただけると、何かあった時に役立つと思います。
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